≪バスーン♪の杜≫
…とあるバスーン(ファゴット)吹きのつぶやきとブログ♪
今日は、森下で合奏。練習を指導される先生のご都合が二転三転し、最終的には最初の1時間、TrpのT氏の棒で、「幻想」を通し、その後、佐藤正浩氏のご指導により「キージェ中尉」と「牝鹿」の合奏となった。佐藤氏は、東京芸術大学声楽科を卒業後、ニューヨーク のジュリアード音楽院ピアノ伴奏科で修士号を取得。卒業と同時に同オペラセンターの専属ピアニストとなり活躍する…オペラ中心のご活躍のご様子で、今日は野田秀樹氏のオペラ「マクベス」の会場から駆けつけてくださった。
今日は、ザ・シンフォニカの管分奏に参加。曲順は、幻想→キージェ→牝鹿。齋藤先生のご指導。先生にいきなり「お久しぶり!」って言われてしまい恐縮。幻想は、今回で4度目だと言うことは前に書いた。ジュネスで故山田一雄先生、その同じ年にお茶管のエキストラで松尾葉子先生とヨーロッパ演奏旅行、シンフォニカで今村先生、で今回というわけ。それぞれの先生の個性ある演奏を経験してきたので、今回も楽しみだ。
さて、練習のほうだが、
さて、練習のほうだが、
楽譜が届いたので早速製本をしてから、チェック。勉強用のCDはキージェ中尉がこれ。幻想は、これ。ここでも書いたが幻想の楽譜はベーレンライター版。なんだけど、私にはどこがどう違うのかが良くわからなかった(というか、時間が無くて以前のパート譜との直接比較をまだやっていないというのが本当のところ)。特にバスーンでどうこうでなくて、オケ全体のスコアとしておそらくダイナミックスなどが細かいところで違うのだろう(高関先生のインタビューを参照)。幻想は、IIを担当するが、Iとの吹く量の差は、ごくわずか。体力的に持つか…まぁ、これが4回目の幻想だから、余裕を持って音楽を楽しみたいところだ。
バソン界の重鎮、神様的存在であったモーリス・アラール氏の訃報が届いた。実に残念。氏にまつわる話と言えば、小生の師匠が氏にレッスンをお願いした際に、「ドイツ式ファゴットの音など聴きたくない!」とまでおっしゃったそうだ。高校時代、初めて聴いた氏のサン=サーンスのソナタの演奏に身震いをした記憶が生々しい。ご冥福をお祈りしたい。