演奏会終了

ザ・シンフォニカ創立20周年記念 第40回定期演奏会は、1,700名のお客様にご来場いただき成功裡に終了いたしました。ご来場いただきました皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

ステリハは、マラ#7の第2楽章の舞台裏カウベルと第4楽章のマンドリンとギターの音量チェックから始まりました。カウベルの音量調整は案外時間がかかりました(遠近感がなかなか思うように出てきません)。そして、マーラーを全楽章通し!…これは想定内ではありましたが、結構体力的にしんどいものがありました。バッハは軽く通して終わりだったので、早めにステリハが終了。本番までに十分な休息時間ができましたので、同じパートのM氏とエキストラのKK氏と一緒にカラヤン広場前のアンデルセンで軽食を取ろうと列に並んでいたところで、肩をトントン…親戚のSおばチャマ! ご主人と一緒に今日は私の両親と一緒に聴く予定。本番前に会えるとは思っていなかったのでなんだか力をもらった気がしました。

本番、まずはバッハから。例のソロの部分は、60点ですかね。ステリハでミスの無かったところでミスって、ちゃんとできてなかった最後のところが吹けちゃったぁ状態でした。なかなか難しいものです。気を取り直して、その後のフーガ。動きが速くなった後のBClとの動きの部分は本番が一番うまくいったと思います。

休憩時間には、小哲さんとふぁごた嬢が舞台裏に陣中見舞いに来てくださいました。小哲さんからは差し入れの「きんつば」をいただきました(レセプションで、うちのパートのメンバーでいただきました。ごちそうさまでした!>小哲様)。元気をいただいて、気を取り直してマーラーへ。

マラ#7。第1楽章冒頭のテナー・ホルンの庄司先生のソロは素晴らしかったです。それに力をいただいて、オケも締まった感じで進んでいきました。パート譜の1ページ目の終わり辺り、そうあのホルンの主題が出てくる頃からオケにもノリがでてきていい感じで進行。その後、終盤でハプニング…約3小節間、「空中分解状態」に陥りました…飯守先生の指揮がなんだが違うし、オケも拠り所を失いかけたんですが、そこはシンフォニカ、ふんばって軌道修正。ちょっとハラハラものでした。なんせうちのパートは音を伸ばしているだけのところだったので、吹きながら目だけキョロキョロ状態…久々のハプニングでした。第2楽章の最後、吹き終わってから第3楽章に入るまでの間に、唾を抜いて、ボーカルを付け替えるという難行をなんとかこなし(これは2日前からシミュレーションしていて、ステリハもバッチリだったんですが、本番は手に汗をかいていたこともあり、ネジが滑ってなかなかゆるまず、ちとアセリましたが、なんとか間に合いました)。第3楽章の例のハイトーン、もうこれは2回とも完璧。YAMAHA スーパーボーカル様様です(これはエキストラのKK氏からの借り物ですけど。ちなみにそれ以外の部分で使ったヘッケルのCC-1 Vもお借りしました。KK様、多謝)。第4楽章冒頭、飯守先生の振り始めが違う!と思っていたら、やっぱり、コンマス氏の「待った!」あり。珍しいことです。本日のハプニング第2弾。第4楽章はオケが薄くなるので、アンサンブルに大いに気を使うところです。案外冷静になっていたのですが、楽章最後の短いソロ2回、1回目を吹く直前で一瞬目の前が真っ白になりそうでしたが、理性をとりもどして指に集中、直後の2回目も特に問題なし。ステリハの時よりもやや大きめに吹いてみましたが、会場にはちょうどよい音量だったのではないでしょうか。第5楽章は、もうイケイケ・モードで爆走でした。途中一箇所、ティンパニー氏がちとコケたところで一瞬の不安がよぎりましたが、2秒後には立ち直ってました。最後の最後、実はウルウルきてまして、目頭が熱くなりつつ吹き終えました。そしてお客様から拍手をいただき立ち上がったところで感極まりました。涙でちゃいました。お客様がステージを取り囲むような配置になっているので、拍手の聴こえ方が、すみだトリフォニーホールなどと違うのです…あらゆる方向からぐるぐる回る感じです。本当に感激しました。自分も他の団員や飯守先生に拍手をしたので手のひらが痒くなりました。

レセプションでは、木管パートを代表して、スピーチをさせていただきました。実は、本日のマーラーの木管トップ4人は、20年前の第1回演奏会のメイン、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」でも同じメンバーだったのです。20年経ち、黙っていてもお互いのことを良く知ってのアンサンブルは格別でした。その後、2次会へ参加。ホルンのトップだったN氏や弦楽器諸氏との会話が弾みました。結局午前4時近くまでやって、タクシーで帰宅。皆様、お疲れ様でした。

本番前日

明日は、ザ・シンフォニカ創立20周年記念 第40回定期演奏会なので、休暇を取った。他のメンバーも今日はそのようにしている人が数人居ることをmixiで知った。既にチケットぴあでの前売り券は売り切れており、連日事務局には問い合わせがあるそうだ。やはりサントリーホールという演奏会場とマーラーの交響曲第7番「夜の歌」という演奏機会の少ないプログラムというところが人気を集めている理由だろうと想像する。当日券の販売(17:30から販売開始予定)があるのでご利用いただければと思う。その際は、出来るだけお早めに。売り切れの場合はご容赦願いたく。

練習は、明日の本番で使用するリードをまず検討。ここ数週間寝かせておいたリードが結構調子が良いのでこれをマーラーに使う予定。バッハはもう1つのリードを使用する予定だが、マーラー用のリードで全曲通してしまう可能性もある。明日もう一度チェックして決めることにする。バッハは、一通りとおしてから、前奏曲のソロ部分を何度かゆっくりしたテンポで確認。先週末の最後の練習の録音を聴いてテンポを確認。結局、思ったほど速いテンポではないが、オケのアンサンブルが薄くなるところなので、伴奏しているVcやE.H.の動きにうまく乗って吹きたいところだ。マラ#7のほうも全楽章を通した。通しつつ、ちょっとでも気になったところは全てスコアを見て確認し、必要に応じてパート譜に書き込みをしておいた。

体調は特に問題ないので、今晩はよく睡眠を取って明日に控えることにする。なんだかドキドキとワクワクが渾然一体となったような精神状態。遠足の前の日の小学生のように眠れなくなったらどうしよう…

週末の演奏会に関して: チケット情報

今週末、7月29日(土)に行われるザ・シンフォニカ 第40回定期演奏会のチケットに関するお知らせです。

まず、「チケットぴあ」は、昨日完売したそうです。異例です。ものすんごい売れ行きです。また、小生の手持ちのチケットもございません。

しかし……、

当日売りを実施します。 当日、17:30より当日券の販売を行いますので、ご希望の方は、できるだけお早めにお越しいただきお求めください。尚、売り切れの場合はご容赦ください。

以下、演奏会情報です。

日時: 2006年7月29日(土) 18:30開演 (18:00 開場)
場所: サントリーホール 大ホール
指揮: 飯守 泰次郎
曲目:
・ J.S.バッハ (シェーンベルク編曲): 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
・ マーラー:交響曲第7番 「夜の歌」
チケット価格: :2,500円 (全席指定。当日券あり、17:30より発売)

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

本番前最後の練習日

昨日に引き続き、本番前の最後の練習。リニューアルした杉並公会堂グランサロンにて。

練習は本番の曲順。ここまでくると、もう個人的にゴタゴタ言っても何も変わらないわけで、オケのメンバーがこれまで飯守先生がご指摘なさってこられたことをどうやって実際にオケとしての音楽にしていくかということに注力すべきということ。マラ#7は曲が長いしアンサンブルが複雑だから、ちょっとした油断で音楽が綻んでしまうところが出てきてしまう。そういうところがプロとアマの差なのかなと思いつつも、別にアマだって、そのレベルのことは普通にできると思っている。

練習場所が先週末、昨日、本日と毎回変わっているため、どうしてもオケの響きと聴こえてくる楽器の違和感になじむまでに若干時間を要すが、こういうことはオケに有機的に聴き合って演奏する習慣があれば別に何の問題もないことなのだろうなと実感。どうしても聴きあってしまうので、飯守先生の設定しているテンポよりもやや遅くなりがち。棒に視覚的に慣れてしまっている演奏ではなく「オケの中から出てくる音楽」が求められていることなのである。このことは昨日も飯守先生がおっしゃっていた。今週末の本番で、全部とは言わないが何回かこういう音楽が奏でられることを切に思う。

続きを読む »

演奏会1週間前: 集中練習第2弾開始

午後・夜枠で、江東区総合区民センター、公会堂にて合奏。曲順は、バッハ=シェーンベルク⇒マラ#7(1→2→3楽章)⇒(休憩)⇒マラ#7(5→4楽章)。

前回の練習から今日までの間にはオケとしての練習は無いので、その間に各自がどれだけ自主練習をしてきたのかが結果となって表れる。各自が克服しなければならない部分を練習してくるのは当たり前として、オケの一員として「合奏のツボ」のような部分に関しては練習録音を聴くなりしてどのように合わせるべきか、どこにポイントを置いたらよいのか、どのようにマエストロが持っていこうとしている音楽に乗っていったらよいのかなどを考えてこなくてはならないはず。そういう意識の足りないところがどうしてもオケとしてのアンサンブルがうまくいかなくなっているように思う。依然としてマエストロは妥協を許さない職人的な音楽創りをしているので、我々の側もモチベーションを落とさずに常に高い目標を掲げてやっていくべきであろう。ものすんごくマーラーが求めていたであろう「音」に近づいた部分もあるが、ものすんごく練習不足に聴こえる部分があったりするのが、アマオケのつらいところ。でも、まだ時間はある。

バッハ=シェーンベルクは、数箇所の確認後、2回通した。前奏曲のソロの部分はようやく指が音符にしっくりとまとわり付く感じになってきたので、2回目の通しの際にはほぼ安定した演奏になったと思う。この調子を持続したい。

続きを読む »

自主練習とイメトレ

今日は、前回、練習の無かったマラ#7の2、3、4楽章を自主練習。特にトリルの速度と細かさを確認。また、ケン・ラッセル監督の映画「マーラー」のDVDを再び観て、イメトレ。マラ#7がどういう部分でBGMとして使用されているかをチェック(BGMに使用されているマラ#7は第1楽章と第3楽章の抜粋)して譜面だけからは得られないイメージを音色やフレージングにどう生かすかをちと研究。

さて、明日、明後日と最後の集中合奏。体調に留意して気合を入れてのぞもう。

小物置き

小物置き
譜面台に取り付けるタイプです。マーラーの交響曲第7番の第3楽章でボーカルの交換をするので使用することにしました。

昨日に引き続き…

バッハ=シェーンベルク→マラ#7(第1・第5楽章)の順。飯守先生のご指導もいよいよ熱をおびてきており、とにかく妥協なさらない。今まで練習をしてきて、よく指摘があるのが「音程」、次に「オケが有機的に聴きあって演奏すること」。前者においては、バッハ=シェーンベルクはともかく、マラ#7はちょっと苦しいところがかなりあるのは事実。でもこの難曲をこなすにはそれを越えるべく強い意志と集中力がないといけない。でなければやらないほうがいいくらいだと思っている。だから「人事を尽くして天命を待つ」状態になるまで、自分は納得がいくまでやれることはすべきなのである。それでもオケというものは一人ではないのだから、当然集まって音を出してみて初めて分かることもある。そのギャップをいかに早く縮めることができるのかがオケの実力なのだろう。

ということで、バッハ=シェーンベルクは、昨日のテンポの設計図に基づいたコンセンサスがきちんと取れるように要所要所で各自がちょっとだけ気をつければもう少しまとまると思うが、かなりイイ音が出てきていることは事実。但し、自分の前奏曲のソロはテンポ的に問題ないのに意識が足りず指だけで吹いてしまったので音程も悪かった(という認識)。まだ今日の練習の録音を聴いていないが40点というところだろう。

マラ#7は昨日先生も指摘しておられたが第5楽章のほうが比較的音程が良いのだが、第1楽章の調性が耳慣れていないというか自分が出している音のポジションがどこにあって、その場その場でどのような音程の取り方をすればよいのかを演奏者側がきちんと把握していないと合奏していて一々指摘をされていては、先生がおっしゃったように24時間練習しても時間が足りなくなってしまう。この難曲・大曲を乗り切るにはそういう集中力と注意力が単なる楽器のテクニック以上に必要なのだと思う。

今日の先生の印象的なお言葉は、「ここまでくると演奏に夢中になってしまうだろうけど、どうぞ音程に夢中になってください。」であった。

続きを読む »

本番2週間前: 集中練習開始!

ということで、今日はクラシックスペース★100にて13:00-21:30(途中、休憩1時間あり)で合奏。曲順は、バッハ=シェーンベルク→マラ#7(2→1→3)/休憩/マラ#7(5→4)。

バッハ=シェーンベルクは明日のN響アワーでスイットナーが振った昔の演奏を放送するらしいので録画をセットしないと。この曲の飯守先生での合奏は今日が2度目。前回と特にテンポ設定の異なる部分の確認を中心に最初から細かく練習していった。付点音符のコンセンサスがオケにないという指摘を受けたのは痛い。前回の先生の合奏では、前奏曲のバスーンのソロ部分からテンポを戻すということであったが、今日の練習でそれは撤回され、その数小節前からテンポを戻してソロに突入し、ソロからはテンポを変えないことになった。通し始めて前回よりもテンポが速いので、このまま進んでソロのところからさらにギアチェンジして速くなったらどうしようと思っていたがそんなことはなかった。その早目のテンポは想定内。ソロの出来としてはまだ65点くらいかな。安定感のある演奏には程遠い。音程に関してもかなり先生の指摘が厳しくなってきた。

マーラーに関しては、弦楽器群がパート練習を自主的に重ねてきた成果が出てきているように思った。「確信」ベースの自主的かつ有機的な演奏という飯守先生の狙いを着実に表現できる兆しが見えてきたように思う。ただ、まだところどころで集中力が持続できず「ほころぶ」ところがあって、それがテンポであったり音程であったりするわけだ。今日は特に第3楽章のテンポがかなり速めにセットされたのでこれは結構厳しい。「拠り所」の無さについては、少しずつ解消されてきているものの、指揮に合わせるのではなくオケで聴きあって有機的に演奏してくださいというリクエストに対してはまだまだついていってないところが多い。

集中練習第2日目の明日は、バッハ=シェーンベルクとマラ#7(第1・第5楽章)の予定。

続きを読む »

Bassoon Reed Adapter for Ultrasonic Cleaner

eBayに出ているこの代物、思わず吹き出してしまったんですが、要は超音波洗浄機でリードを洗う時に使う物なんですねぇ。洗濯ばさみがちっちゃくてカワイイけど、こんなの自分で台所用品と組み合わせて作れそうですね(まぁ、一応、洗濯ばさみを紐でつなげているところはアイデアかもしれないけど…)。それよりもこのページの下のほうにあるアクセサリー類(これとかこれとかこれとか)のほうがなかなかよくできていると思います。

本番3週間前: 「拠り所」が見えない…

本番3週間前のこの週末はオケの合奏がなかったので自宅で自主トレ。

バッハ=シェーンベルクの前奏曲のソロは、ここへきてやっと地道な練習の成果が出てきたのか、想定しているよりもやや速めのテンポでもついていけるレベルになってきた。いかんせん、フィンガリングの嫌なところは音程も不安定になりやすいという課題は残っているが、そこは引き続きさらって確率をあげてオケとの合奏で最終調整していくことになろう。丁度良いテンポに落ち着くと良いのだが…。

ここで書いた事に関してコメントをいただいたりしたなかで共感できたのは、今回は『演奏の際の拠り所が見えない。』という指摘であった。オケで演奏をしていく上でツボとなる部分というのが必ずあるのだが、「拠り所」とは単純に言えばそこで何にどう合わせるかということである。不思議なもので、こうして20年も同じオケで吹いていると自然とツボが見えてくるもので、これまでやってきた曲では早い段階からそれが見えていた。しかし、今回は見える部分もあるが、現時点では見えない部分のパーセンテージのほうが上回っているという状態だと思う。そういう危機感が既に生まれていることをメンバー各位が自覚しているだけでも救いなのであるが、ではそれをどうやって克服するのかと言う解決方法が見えなければ単なる時間の無駄になってしまう。その解決方法の1つはプロの経験者からその「ツボ」の指導を受けるということであろう。しかしながら、今回取り上げたマラ#7やバッハ=シェーンベルクはプロでも演奏経験が少ない曲なので経験に基づく的確な指導と言うものが受けにくいという難点があるのだ。そこで、結局は原点というかあくまでも基本だと思うが、「各自が確信を持って演奏すること」に戻ってくると思う。それをパート→セクション→オーケストラというふうに展開していくプロセスもある。しかし、オーケストラは「有機的」であるべき(飯守先生がよくおっしゃっておられます)だから、必ずしもこのような順序でやる必要があるわけではなく、複数個所で同時多発的に起こるわけで、それをまとめるのがマエストロの仕事となろう。しかし、マエストロの「棒のテクニック」にたよるということは最終手段としては大変危険であると常々思っている。あくまでもオケが自主的なアンサンブルの集大成としてリードすべきなのであると思う。リードするのは、ある時は各パートであったり、ソロ奏者であったり、弦楽器・管楽器・打楽器群であったりということになろう。オケの「ベクトル」というものは、そこから生まれる音楽の方向性であると同時にパワーを伴うものであって、時としてマエストロの求めている音楽性とオケとの反りが合わないケースもあるだろう、しかし、そこで軌道修正が瞬く間にできるようなオケの実力というものが求められている。そう考えてくると今回の演奏会は、我々に今もう一度試練を与えてくれているのではないだろうかと思える。その大事な機会を是非有意義なものとするために、本番までの残り少ない練習プロセスを大事にしたいと思う。

「シューマンと呼吸法」を読んで思ったこと

珍しくビジネス系のブログに首記テーマでエントリーがあったので。しかも次回の演奏会で取り上げる予定のシューマンの交響曲第2番を練習しているということで非常に興味を持って読むことができました。

同じような悩みがうちのオケにもあると思います。回りからは比較的マーラーやR.シュトラウス系が合っていると言われているオケなのですが、モーツァルトとかベートーヴェンとかになると、とたんにアンサンブルが悪くなります。いつもここで書いているように、私はまず『各個人が確信を持って演奏できること』がすべての基本になると思っています。「確信」を得るためには、それなりの準備が必要です。それは指導する側にもそれを意識した練習方法を考慮すべきですし、それをこちらが黙っていてもちゃんとしてくださる指導者の方には「あぁ、分かってらっしゃるな」と非常に納得します。その「確信」がベースとなって各パート・セクションのアンサンブルがまとまり、最終的にオケのアンサンブルとしてまとまると思うのです。私は管楽器奏者なので、呼吸をせずに楽器を演奏することは不可能です。よくオケの練習の際に指揮者が「弦の人たちも息をして」とおっしゃることがあります。さすがにうちのオケのレベルになると弦楽器の方でブレスを意識せずに弾く方はまずないのですが、指摘のある部分に限ってブレスができなくなっているんです。色々な事情(例えば、フィンガリングが難しいとか音程が取りにくいとか)でそこまで気がまわらなくなってしまうんです。途端に音色は悪くなるし、音楽は死んでます。管楽器の場合ですと、ブレスは合うにせよ、息のスピードや太さがまちまちであったりすることで音色が良くなかったり、音程的には合っていてもなんだか面白くない演奏に聴こえたりします。

今、月末の演奏会本番へ向けて練習が最終段階へ入ってきていますが、いつもよりもうまくいっていないように思っているのは私だけではないでしょう。それは曲がプロでも滅多に手を出さない難曲であるがゆえに、いつもの練習方法、回数、時間の使い方ではオケの練習としてカバーしきれていないことが原因です。百戦錬磨のメンバーがこれだけてこずっているのですから、本当に難しい曲だとは思うのですが、いかんせんうまくいっていないことは事実です。この週末はオケの練習がありません。おそらくパート練習を予定しているところもあるでしょうけど、とにかくここが正念場です。

日本民藝協会様のご厚意に感謝

先日、祖父の写真が特集となった雑誌 『民藝』のことを書いた。せっかくなので、これを興味のある知人に配ろうと思い、まとめて購入したいので方法をご教示願いたいと日本民藝協会様宛にメールにて問い合わせたところ、『民藝』編集部の村上様より実にご丁寧なお返事をいただいた。しかも、10部贈呈してくださるとのことで、実に恐縮したが、ご厚意を承ることにした。

村上様は、日本民藝館に祖父の写真が寄贈されてから、今回のような特集を組みたいと考えていらしたそうだ。巻頭の柳宗悦氏の文章はあまり知られていなかったそうで、祖父の写真観との共通性がダイレクトに伝わる内容でこの号で紹介出来てよかったと述べられていた。この巻頭文の後に、祖父が撮影方法に関しての質問に答えている文章が掲載されているのだが、この語り口が私には驚きであった。祖父は私が子供だったこともあり、私の前では仕事の話はしなかった。だから、このような専門家(「匠」)としての鋭い語り口を私はこれを読むまで知らなかった。それで新鮮な驚きなのである。私にとって祖父はあくまでも「おじいちゃん」であって、写真家坂本万七ではなかったのだ。

こうして書いているうちに、来年で没後33年となる祖父との思い出が色々とよぎってきた…

…祖父は私が14歳の時に他界したので、主な思い出は小学生時代にさかのぼる。この季節の思い出としては、大阪万博(1970年)の時に、夏休みを利用して父と祖父と3人で高野山の蓮華院に泊まった(祖父と「足相撲」をして、ことごとく負けたことを思い出した)後、京都地方に撮影に行く時に世話になっていた嵯峨野の陣屋に泊まって万博に通ったことが一番だ。エキスポランドのジェットコースターは5種類あったが、我々はたまたま一番スピードの出るヤツに知らないで乗ってしまった。父も初めはカメラ片手に高いところからの景色を写していたが、降下が始まるともうそれどころではなかった。この万博は、アポロが持ち帰った「月の石」が目玉だったのだが、我々は単に行列が嫌いということだけではなく、祖父が、私の記憶が確かならば、やはり色々な国の民芸品に興味があったので、そういうマイナーだけど民族色豊かなパビリオンを中心に見たように思う(ここはあまり記憶が確かではないが、少なくともアメリカ館には入らなかったのは確かだ)。とにかく短い時間を利用して何でも8mmカメラ(今のようにビデオカメラなど無い時代なのである)に収めていた。祖父は、私がさらに小さい頃(幼稚園くらい)にギリシャを中心としたヨーロッパに一人で旅行に行っている。まだ伝染病の予防接種を数種類受けなければならない時代だったので、私には外国に行くには注射をしなければならないという固定概念が生まれてしまった。その時も8mmに貴重な映像を収めてきて、寫眞研究所のスタッフを集めて上映会をしたことも記憶にある…。

今回の雑誌 『民藝』の特集は、こんな感じで私に色々なことを思い出させてくれた。このような特集を企画してくださった編集部の方々へ厚く御礼申し上げたい。編集部の村上様は『戦争で大部分を失ってしまった沖縄の貴重な写真がとても力強く私共も感じました。沢山の写真を寄贈いただいたので、またちがったアプローチから特集を組めたらとも思っております。その際にはご協力いただけれ幸いです。』とおっしゃっているので、是非何か力になれればと思う。

バッハ=シェーンベルクの憂鬱

森下文化センター レクホールにて合奏。バッハ=シェーンベルク⇒マラ#7(3→2→4)。

バッハ=シェーンベルクは久々の合奏。飯守先生の初回練習の時に前奏曲のソロがテンポに乗れず、指も回らずで大変ご迷惑をおかけしたので、その後、練習を積み重ねてきた。今日の合奏は、テンポがやや遅めであったので、なんとかついていけるようになった。音程もまだ不安定だし、機械的な演奏にならないようにするには色々と仕込まないといけないことがあるのだが、まだ余裕が無い状態。

マラ#7、第3楽章の超高音部分はボーカル交換作戦で安定した。そこよりもまだ不安定な箇所が散見されるので、そちらに注力するべきだろう。第2楽章に関しては、木管アンサンブルというレベルでもう少しなんとかなりそうな部分が見えてきた。要は各自の音が最初の頃に比べると、どんどん出るようになってきたのでバランスとか木管全体としての音色とか音楽の作り方とかそういうところに注力すべきだろう。うーん、後1回、斉藤先生の管分奏をお願いできればと思っているのは小生だけではあるまい。第4楽章は何というかこの楽章全体の雰囲気みたいなものをもっとオケ全体が感じないといけないな。気持ちの入れ替えとか演奏中の表情とか、そういうのが結構音になって表れると思う。オケが薄くなった分、ちょっとしたアンサンブルの乱れが全体に影響を及ぼしてしまうと言う、ある意味で怖い楽章でもある。

本番まで1ヶ月を切った。来週末は練習が無いので自主練習をするとしても、その後、本番までの4-5回の練習でどこまでいけるか…実に難しい曲を選んでしまったものだ…。

続きを読む »

プロフィール

バスーン♪

ブロガー:バスーン♪
ザ・シンフォニカの首席バスーン奏者です。詳しいことは、自己紹介をご覧ください。

アクセス・カウンター
1996年05月12日以来のアクセス数
最近の記事+コメント
最近のトラックバック
カテゴリ
年・月別アーカイブ
QRコード
QRコード
なかのひと

あわせて読みたい

あわせて読みたい

サイトストック

サイト売買のサイトストック

ブログランキング

にほんブログ村 クラシックブログ オーケストラへにほんブログ村 クラシックブログ 管楽器へにほんブログ村 クラシックブログへ人気blogランキングへ人気ブログランキング - バスーン♪の杜

FC2検索
Google

Google

ブログ内検索
関連リンク
Google AdSense

Amazon おまかせリンク

BlogPet

ブログスカウター
emo
お問合せフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: