今夜は
ザ・シンフォニカの合奏。「ラ・ヴァルス」→「中国の不思議な役人」の順。
練習にでかける前にこれら2曲をスコアを見ながら聴いてポイントを確認。特にバルトークの[71]以降は一緒に口で歌いながら変拍子に慣れるように努めた。そうそう、オケでやる曲を聴く時にはイヤフォンの左右を逆にして聴くようにする。そうするとオケの中にいるように聴こえるので、実際のオケの合奏で聴こえてくる音、方向、バランスなどがつかみやすいからだ。
これまでの合奏ではテンポをやや遅めにして確実に音を出すようにしてきたが、今日からは普通のテンポ、つまり本番を想定したテンポで練習開始。
この前のブログに書いた
YAMAHA スーパーボーカルにて演奏。高音部への飛びつきに安定感があるので楽だ。
「ラ・ヴァルス」の楽譜、細かいところでラヴェルは色々なことを書いている。例えば、[15]から後の4分音符と8分音符がタイでつながっている音型、アクセントが付いている所とそうでないところがある。こういうところをきちんと吹き分けないといけない。[39]から後の木管楽器の3連符の流れ。これがきれいにつながるようにチェックが入った。この流れをつかんで[41]の前で1st
バスーンの3連符をはめていかねばならない。ここは更にテンポの変わり目でVcとClが旋律を演奏し始めるアウフタクトと合わないといけないので結構難しいところだ。[46]から[49]にかけてテンポが本番向けになったことによって新たな課題ができた。3つ振りと1つ振りのパターンにうまく乗れていない。もう少しスコアを研究して他の楽器との合わせどころをマークしておく必要がある。[60]のソロ。弦楽器が
ppなので、バランス調整をしていただいたのに、こちらがちゃんと吹けていません。特に最後のF#-C#のスラー。ラヴェルは知っていてわざとこのソロ全体を難しい運指にしたとしか思えない…。C#を左手だけにすれば楽なのだが音色が良くないので、あえて正規の指使いにしている(←求む!良い運指のアイデア)。
バルトークのほうも新ボーカルのおかげで、高音域が楽に吹けるようになった。例えば[26]の後のソロ、最後に装飾音符にからめてHigh-Dに上がるスラーなんか効果絶大。全体を通して吹いていてテンポにはまってバッチリ決まるのが段々と快感になってきつつある。それにしても[71]の後は鬼門。ここは、やはりゆっくりから覚えて慣れるしかないかな。
次回の合奏はニールセンのみなので、その後、
キンボー先生の合奏(7月21日から)が始まるまでオケで吹くことがない。その間の個人練習課題を考えることにせねば。まずは今日の練習録音を聴いて反省しよう。
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