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ブロガー:バスーン♪
アマチュア・オーケストラでバスーン(ファゴット)を吹いています。
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The Bassoonist Vol. 3: 黒木 綾子氏のリサイタル

The Bassoonist Vol. 3 黒木 綾子前回ご招待いただいた「The Bassoonist Vol.2: 向後 崇雄氏」のリサイタルがとても良かったので、今回は発売早々にチケットをゲット。本当は、日フィルの田吉さんが3番目に登場の予定だったのだが、3月の震災の影響で延期(12月12日に決まったようです)。今回のアーティストは、東フィル首席の黒木女史。最近、N響のエキストラでご出演をされているので、そのお姿と演奏をご覧・お聴きになった方も多いのではないだろうか。個人的には、彼女のツイッターやブログで、ちょこちょこコンタクトをしてきたのだが、実際に生演奏を聴くのはこれが初めてである。

プログラムは、以下のとおり。

シューマン: 3つのロマンス
ラゼッティ: フルートとファゴット、ピアノのためのトリオ

***

ウェーバー: アンダンテとハンガリー風ロンド
ヴィラ=ロボス: 7つの音の輪舞曲

【出演】
ファゴット: 黒木 綾子
ピアノ: 鈴木 慎崇
フルート: 上野 由恵

会場は、開演直前に客席の椅子を追加していたくらい超満員。最前列には女子高生の一団が横一列。僕の前の席には、新日フィル首席の河村 幹子さんがお座りになっていた(黒木さんのBio.によると河村さんは、彼女の師匠なのでした)。

鮮やかな水色の衣装でご登場。"Zappatinis Synthesis Bassoon Harness Strap" をご使用なのだが、なんと衣装に合わせてストラップの前面支柱や前面・横のバンドを水色にされていた。こういうところが女性らしい。今日のプログラムには曲目解説が無いなぁと思っていたら、演奏者ご自身が曲目について演奏前に語るというスタイルだった。そう言えば、黒木さんのお声を聞くのも今日が初めてなのであった。なかなか活舌の良い通るお声。

1曲目のシューマンの「3つのロマンス」は、皆さんよくご存知のように元々は、Obの為に書かれたが名曲ゆえにその後、色々な楽器用に編曲された物の一つ。リサイタルのオープニング用の選曲としては良かったが、ピアノの音量が大きめで時々バスーンにかぶってしまっていたのがやや残念。この後の曲もそうだが、あと1割、伴奏ピアノの音量が控えめだと良かったかな。黒木さんの音色は、エッジがとげとげしくないマイルドな感じ。とても自然体での演奏。きっとブレス・コントロールが素晴しいのに違いない。

2曲目のラゼッティのトリオ。聞いたことのない作曲家だ。バスーンとフルートとピアノとのトリオという編成の曲は、実は非常に少ないので貴重な曲。初めて聴いたが、モーツァルトと同世代の作曲家だそうだ。従って曲の形式は古典的3楽章形式で20分ほどの曲。ピアノがコンチェルトっぽく活躍するところがあり特徴的だった。

休憩を挟んでの後半1曲目、定番のウェーバーの「アンダンテとハンガリー風ロンド」。曲目解説の中でウェーバーに関する3つのトリビアを紹介(近代オーケストラ配置、指揮棒、モーツァルトの奥さんの従兄弟)。この曲の聴かせどころは、後半のスタッカートでの速いパッセージ。難なくシングルタンギングで結構速めにサラっと吹いていらしたが、今日の3曲の中ではこの曲が圧巻。

最後のヴィラ=ロボス。「7つの音」というのは、音階を指していて、C-dur で始まり C-dur で終わるのだが、その間に何度も転調していくパターン。所々でヴィラ=ロボス特有の哀愁を帯びたメロディーが登場する。曲目解説にもあったが、この作曲家特有のフレージングにより、非常に息の長いところがあって大変そうだった。

アンコールは、フォーレの「パヴァーヌ」。フルート2本用にアレンジされたものをFlの上野女史とのデュオで、例の泣けるメロディー。これはなかなかジーンときた。

今夜は、こうして黒木さんの生演奏を聴く機会を得て、またお話を通してお人柄の一端もうかがえたので大変良かった。今後、益々のご活躍を期待したいと思う。

タグ: バスーン ファゴット

コメント

むだい

そういえば向後さんの時にもお会いしましたね

昨日は素敵な音色と愉しいトークでしたね
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