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バスーン♪

ブロガー:バスーン♪
アマチュア・オーケストラでバスーン(ファゴット)を吹いています。
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ノン・ヴィヴラート考

高校オケの先輩であるN響Vn奏者根津氏の昨日の「つぶやき」にノン・ヴィヴラート奏法について書いてあった。今、N響は、ノリントン氏の指揮で定期公演やっているため、氏の指示によりノン・ヴィヴラート奏法を要求されている。そのことについて、

作曲家がその曲を書いた当時のオーケストラがヴィブラートをかけていなかったからノン・ヴィブラートで弾くのがその曲の本来の姿だというのは私にはよく理解出来ません。作曲家がヴィブラートを知っていたらそれを使わせたのかどうかを知る方法がないからです。

と言う根津氏の意見は、きわめてもっともだと思う。氏は続けて、

昔の響きを知るという意味ではやってみる価値は充分にあるとは思いますが、ヴィブラートという表現の技術を捨てさせるまでの説得力があるのかについては私には分かりません。

と述べ、

弾き手はヴィブラートを悪い音程を隠すためにかけているのではなく、音の表現を拡げるためにかけているのですから。

と結んでいる。

ヴィヴラートに関して自分はどのようにしているかを考えてみると、自分がソロを吹く部分には旋律を歌おうとする意思があるとナチュラル・ヴィヴラートがかかる。「あえてヴィヴラートをかけるぞ」という感じではないわけだ。これは楽器ではなく声で歌を歌う場合にも当てはまる。木管セクションでユニゾンを吹くとかトゥッティでハーモーニを奏でる場合には、音程重視だからヴィヴラートはかけないようにしている自分がいることにも気づく。弦楽器って通常は、ユニゾンでもハーモニーを奏でる部分でも通常は常に各個人がヴィヴラートかけていると思うのだが(その場合のヴィヴラートの細かさとかって、「揃えよう」という意識なのか、自然と揃うものなのか…興味あり)、その点が一管楽器奏者としての私のやり方とは異なっていると思う。勿論、管楽器のユニゾンでもハーモニーでもヴィヴラートをかける事によって、それこそ根津氏がおっしゃっているように『表現の幅が広がる』という効果があるだろう(特にユニゾンの場合)。但し、使い方を間違えると逆効果となると思うので注意が必要だろう。

タグ: バスーン ファゴット ビブラート ヴィヴラート

コメント

バスーン♪さん、こんにちは。
さて、私の根拠のない漠然としたイメージでは、弦、特にVn、Vaは、もともとの音に倍音が(あまり?)含まれてなく、味も素っ気もない、つまり、水で言えば、純水なんだろうなと。。一方、おいしいといわれる水には、ミネラル分等の不純物が入ってるというわけで、ヴィブラートがまさにその不純物にあたるのかなというイメージです。
ホルン吹きとしての私のヴィブラートの考え方は、バスーン♪さんと基本的には同じです。ソロで感情の伴ったヴィブラートをかけることは賛成です。
ユニゾンやハーモニーの場合は、ホルンの場合、そもそも不純物の多い(笑)音質ですから、ヴィブラートが必要になることは稀でしょうね。楷書体で十分おしていけると思います。

Wallyさん、コメントありがとうございました。

ヴィヴラートの「水の不純物」の例えは言いえて妙ですね。管楽器の場合、特に木管楽器は発音源が異なりますので、金管楽器の場合(マウスピースという統一された発音源を持っている)と比べて音色が合いにくいということがあるので、ヴィヴラートの使用は注意を要しますね。ヴィヴラートに頼らない表現力を身に付けることが大事だと思っております。

お邪魔しまーす。
うちのオケのうちのパートの場合、ですが、
トップの指示により「ここは遅く」「ここは細かく」等、ヴィブラートのかけ方を揃えたりします。
何も指示がなくても各人意識してますよ^^
ばよりんやびよらは人数多い分よけいにそうなんじゃないかな~と勝手に推測してます。

ホルンのビブラート

では思い出が。
昔、ドレスデンシュターツカペレを聞いた。
管楽器はビブラートが無いか、そうとう控えめ。
でも、ペーターダムだっけ?、ソロになると大きなビブラートで別世界に。
でも、そのアンバランスも幸せでした。

彼、もともとレニングラードで吹いていて、ザンデルリンクが引っ張ったとか聞きました。

アルマ様:

なるほど、そのような申し合わせがあるんですね。確かにそういうコンセンサスがないと弦楽器はまとまらないでしょう。でも、弦楽器のパート間ではどうなんでしょうね?黙っていても揃うっていうのなら申し分ないですが、所詮アマチュアゆえ、きちんとしておくのが良いのかもしれませんね。

政爺様:

はいはい、私もドレスデンのダム、確かブルックナーの4番「ロマンティック」だったと思いますが、その記憶あります。バリバリにヴィヴラートかけてましたけど、どソロならありかと…まぁ、程度問題でしょうけど。

私もさすがにショスタコの9番のソロを吹いた時には随所にヴィヴラート使いました。これは自分としては意識して使った数少ない例です。要するに「どソロ」の箇所であれば、表現力の幅を広げる目的で使用することはあると思いますが、通常は意識せず、でも結果として「ナチュラル・ヴィヴラート」がかかっていることになると思います。但し、「意識的」にヴィヴィラートを殺すこともします。
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